4/30〜5/6 
セブ・マクタン島ダイビング&ジンベイスイム
水温27℃ 透明度20m〜

1.神の意志

「創造主」と云う存在に少しでも疑いを持つ人がいたなら、
たった5、6m程で好いから、1回でも海の中を覗いて見ると好い。
人智を遥かに超えた芸術がそこには広がっているから。

これは飛行機のなかにあった雑誌の案内文。
英国の詩人、フィリップ・J・ベイリーからの引用らしい。

だが、こんな大仰な引用も霞んでしまうくらい素晴らしい海がセブには存在していた。
宿泊先がハウスリーフと云うのにも軽いジャブを貰ったようで、
初日に朝食をとりながら南の島の太陽に映った青い海を眺めていると、
目の前にサービスのダイビングボートが接岸し、舫いをこちらへ投げてよこす。
そんな風景にも演出効果が。


2.さあ、ダイビングの始まりだ!

ボートが走る事30〜40分あるいはそれ以上の時間があったのかも知れないが、
周りの景色に心を奪われて、時間を感じさせない。そしてポイントへ到着。
ジャイアントで飛込んだ海は神の芸術よろしく、
一分の隙もないくらい見事に循環している世界。
珊瑚から、いやおそらくはプランクトンから始まり小魚〜補食者たる大物までと
質と量が同時に満たされて、ネイティブの人間達さえもそこに融合している様。
抜群の透明度と温かい海にそこが水中である事を忘れてしまい、
まるで背中に羽が生えて空中散歩気分。
目の前に次から次へと現れては消える色とりどりの魚の群れ。
こんなに美しい海なら、きっとネイティブには言い伝えなり童謡がたくさんありそう。

水族館のように水が澄んでいます。

 

 

 

 

マクロも楽しめる

 

 

 

 

島へ上がってランチです

 

 

 

 

ランチタイム♪

 

 

 

 

Photo By SHIGETO YOSHINO 

 

 

 

 

3ダイブでも物足りなさを感じつつ、あっという間の一日のダイビングを終え、
南の島のディナータイム。サンミゲルを片手に海の宝物を美味しく頂く。
最近、ファナデニソースにはまっていて自らも調理はするが、
ここのソースはまた違った味。それでいてビールとの相性は抜群!
昼間のダイビングの素晴らしさもお腹いっぱい堪能したけれども、
手をのばせば届きそうな夜空の星に囲まれての夕食で胸もいっぱい。

エイが砂地に隠れています

 

 

 

 

コバンザメがガイドの足に・・・

 

 

 

 

ニシキテグリ発見!

 

 

 

 

見事なサンゴです。

 

 

 

 

マンジュウイシモチです!

 

 

 

 

朝食タイム♪

 

 

 



3.ジンベイスイム

興奮して眠れないまま早朝を迎え、ジンベイスイム狙いで空路1時間、
ルソン島ドンソールへ。

ブリーフィングもそこそこにピピン・フェレーラス似の
ネイティブガイドのボートに乗り込む。
バンカーボートを走らせる事、たったの10数分、「GO!」の合図に戸惑いながら海へ。

そしてその瞬間は突然にやって来た。

ピピンに指差された足下を見ると、ゆっくりと、荘厳なオーラを醸しながら
こちらへ泳いで来るジンベイ。足下に彼を見ているのに反対にこちらが睥睨されている。
あまりにも簡単にその瞬間を手に入れてしまったため、頬をつねってみる。
夢じゃない、本物だ!でも、これディズニーランドにある機械仕掛けじゃなくて?
そんな疑念もすぐさま過る。野生生物だけあって、我々の存在を感じると
彼等も手の届かない深みへと去ってしまう。次の固体を狙いボートへ戻る。
間断なく、それからも10分置きに現れるジンベイ、ジンベイ。
中盤でやっと彼等の目を見たが、睥睨とは程遠く、とても優しい目をしていた。
ピピンもこれだけ現れるのは珍しいと云う。やっぱり2、3頭機械仕掛けなんじゃないの?
冗談はともかく、こんな至高の瞬間をこんな簡単に手に入れてしまって
好いのかと誰彼なく申し訳なく思ってしまう。

ジンベイだぁ〜

 

 

 

 

スゴイぞジンベイ(*^_^*)

 

 

 



4.See You

楽しい分だけ、別れも辛い。
でもまたその辛さが次回訪れる南の島へのモチベーションを掻立ててくれる!

Written by Yutaka Hayakawa

Photo by Shigeto Yoshino
      Yutaka Hayakawa