KONTIKIリゾートには、私達DEEP−DOWNの他に3つのDSがあります。日本人、韓国人、フィリピン人のDSです。なので水中も国際色豊か!ダイビングもお国柄が出るんですね〜。使用している器材はもちろんですが、ダイビングスタイルにも違いがあります。(この話はまた今度・・・)
自然を愛し、水中生物に敬意を払って・・・というスタンスは万国共通だと思うのですが、ゲストを迎え入れて楽しい時間を過ごしてもらう、という本来の目的を達成するためには、そのスタンスもままならないことも多いみたいです。例えば、ところてん式の体験ダイビングなんかだと、もう水底がボロボロです
水中生物の乱獲やダイナマイト漁、またダイバーによる生態系へのダメージなど、どこの国もそうですがここフィリピンも今だ問題になっている場所もあるみたいです。おかげさまでKONTIKIビーチは乱獲・ダイナマイト漁の影響はありません。でもやはりダイバーは多かれ少なかれ入るので、そのダメージは多少あるかと思います。
例えば、このハゼ
“オドリハゼ”です。
すみません。こんな写真で・・・
オドリハゼは本当に憶病で、近づくのがとても難しいんです。
黒い体に、口先から頭頂部、背中へと白いラインが入っています。ダンスゴビーシュリンプという、とてもきれいなテッポウエビと砂地の巣穴に共生しています。細くて黄色い棒のようなものがテッポウエビの髭です。
オドリハゼは、巣穴の上で胸鰭を常に動かしてホバリングしています。その姿が“オドリハゼ”という名前の言われなんでしょうね。
その胸鰭なんですが、すっごくきれいなんです!写真だと奥側の胸鰭でわかると思うのですが、透明な胸鰭に、黒い斑点があり、それをひらひらと動かすんです。ちなみに尾鰭も同じ模様です。このホバリングしている姿は本当にきれいでかわいいですよ〜。
黒い体のハゼなのでわかりやすいですよね〜。
が・・・本当に警戒心が強くてなかなか寄れないんですよ〜。オドリハゼの正面に回り込むと、警戒して巣穴の中に入ってしまうんです。で、巣穴の前で約1時間・・・。まだまだです
で次の日。。。
巣穴ごと崩れていていませんでした。探したら、4日後のダイビングで見つかりました。別の場所で発見できたのですが、同じ個体かどうかはわかりませんね〜。
巣穴が崩れたのは自然の成り行きか?ダイバーによるものか?ちょっとわかりませんが、少なくとも私達にできることは、環境にダメージを与えないように潜ることですね。